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〒273-0005 千葉県船橋市本町6-19-8-602
お問い合わせ：orderinfo@mingei-okumura.com
電話：047-404-3960
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営業時間／平日 10：00〜18：00（土日祝祭日は定休日）
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2017年ベトナム買付け
2017年、ベトナムに買付けに行きました。
二年ぶりになります。
2016年はベトナムの買付けをいったんお休みしました。
どうしても、良いものがなかなか見つからなくなったため。
しかし、個人的にはベトナムが好きでどうにも行きたい。
果たしてベトナムを諦めるか、続けるか、迷いながらの道中でしたが、
結果的には値段は上がってきているものの、少々良いものはあった、という感じです。
この感じだとまた行くでしょう。
凹んだり、喜んだり。買付けってこれだからやめられないのです。
（ハノイの雑踏。排気ガスは参ったもんですが、エネルギーが溢れています。）
ベトナム 少数民族の手仕事
ベトナムには54の少数民族がいると言われていて、
特に毎回北部のモン族やザオ族の手仕事を買付けにいきます。
（北部、Sapaの町の宿から見下ろす棚田。２月はまだ田植え前。新緑の頃と実りの秋が最高の景色です。）
（曜日市の様子。この活気がたまりません。が、買付けられるものは本当に一握り。手仕事が失われています。）
今までは、こんな旅をしてきました。
2011, 2012年の北部買付けの旅の様子はこちらから。
2013年の北部（ハザン省）の買付けの様子はこちらから。
少数民族の手仕事は多岐にわたります。
織物、染め物の布類。特に北部の藍染めや中部の織物は特筆すべきものがあります。
そしてそれらを用いた民族衣装。素晴らしいものです。
2017年もまだ残っていた黒モン族の麻布作り。
女性達は歩きながら、麻糸を作ります。
これが、各家庭で織られ、ろうけつ染めをされ、藍染めをされ、ようやく一枚の布に。
日常の道具では、竹を使ったかごやざる。
銀を使った装飾品。
水牛など身近な動物を使った道具や装飾品。
全てがどこか日本の古いものと近いような、そんな道具です。
ベトナム 平地の手仕事
いわゆるベトナム人と呼ばれるキン族の人達。
平地にも沢山の手仕事があります。
その中では、焼き物、あるいはかご、水牛の角細工などが面白いものですが、
少数民族の手仕事同様、徐々に数や質が落ちてきているのは事実です。
焼き物はすでに廃窯になってしまったところに面白いものが多く、
少しずつそういったものを探しています。
印判の魚紋小皿。なんとも大らかです。
若干欠けがありますが、日常使いなら良いでしょう？
アジアの料理のような色合いの美しい料理を盛りたい。
ベトナムは経済発展著しいのですが、
行くと、その町の、人の、エネルギーに圧倒されます。
とにかく若い人達がエネルギーがある。
年中暖かいからかもしれないけど、なんだかみんなキラキラ、ギラギラと。
そんな国のエネルギーも楽しくて、ついつい通ってしまう。
線路の高架沿いの問屋街。何かありそうでワクワクするでしょう？
嗚呼、またベトナムに行きたくなってきました。
先に書いた通り、再入荷出来るかなんて全くわかりません。
モン族の藍染めは通い始めた頃はまだまだ無くならないと思っていたけど、
本当に最近は数が出なくなりました。
次の買付けではどんなものが並ぶでしょうか。想像がつきません。
（美味しいからベトナム、また行っちゃうなぁ。絶対に行っちゃうなぁ。）