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みんげい おくむら トップページ > 過去の特集 > 2020年の特集 > 2020年新春企画 > 1月5日発売開始 艸茅窯・川野恭和さんのうつわ






鹿児島に艸茅窯・川野恭和さんを訪ねる




鹿児島の磁器の作り手、川野さんの工房を2019年12月に訪れました。


今回の写真は熊本の友人で写真家の大塚淑子さんの撮影。
彼女とは、熊本のPAVAOでの展示会のDMの写真を何年か前に撮ってもらったところから
ご縁が始まっています。


川野さんの工房は年に二回ぐらいは訪ねさせてもらっていますが、
今回は以前からお願いしていた中国茶用の蓋碗ができたとの連絡あり、
ワクワクしながらの訪問となりました。



艸茅窯・川野恭和さんの蓋碗



蓋碗(がいわん)は中国茶器の基本のうつわの一つ。


磁器で作られるものが多く、シンプルで、
淹れるお茶を選ばないところから、
まず最初に手に入れたい茶器とも言える。


しかし、中国や台湾で作られる量産のものはなかなかシンプルで美しいものもなく、
(だいたいゴテゴテとへんてこな染付があるか、形が奇妙だったり)
職人のものはヤケに高かったり、と
なんだかバランスが悪い。




(出来上がった蓋碗やその他の茶器(もともと川野さんの急須やポット作りには定評がある)の話をしているところ)


そこで磁器の作り手の川野さんにサンプルを持ち込んで相談したところ、
念願の蓋碗が2019年の終わりにいよいよ完成、お披露目したのだった。




(いよいよの蓋碗。シンプルで、手馴染みよくとにかく好みのサイズ感に仕上がった)



艸茅窯・川野恭和さんのうつわ作り




せっかく写真を撮ってもらっているので、
川野さんにいくつかのうつわをその場で作ってもらった。


川野さんは急須やポットの丸みのあるものの作りがとにかく美しい。






土を練るところから、
うちで定番で扱わせてもらっている鳥文を描いてもらったり、
しのぎを入れる作業や、
釉掛け、と一連の作業を見せてもらう。






12月の鹿児島北部、伊佐市の工房は冷え切っていたが、
リズミカルに次々と川野さんのうつわが作られていく。


川野さんのうつわの良さは磁器らしく端正な顔立ちでありながら、
おおらかなその風合いだろう。


やや青み、緑みがかった釉薬の色合いの美しさは
日々使っているとより実感される。




(川野さんの工房の入り口近くにある田の神さあ(たのかんさあ)。薩摩の民間信仰の形)



2020年の初売りでは蓋碗だけでなく、
鳥文も、
そしてご飯茶碗も多く用意できました。


新年(もう始まっていますけど)、新しいご飯茶碗で気分を変えるのも
良いかもしれません。

今年も川野さんのうつわをどうぞ楽しみにしていてください。


(写真:大塚淑子)

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艸茅窯 無地蓋碗

艸茅窯 無地蓋碗

11,000円(税込)

艸茅窯 無地鉢

艸茅窯 無地鉢

3,520円(税込)

完売しました

艸茅窯 細しのぎ飯碗 小 瑠璃

艸茅窯 細しのぎ飯碗 小 瑠璃

3,850円(税込)

完売しました


艸茅窯 モールしのぎ切立片口

艸茅窯 モールしのぎ切立片口

11,000円(税込)

完売しました


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