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中国東北地方の民芸



中国東北地方の民芸



昭和七年に満州国が建国された。
現在の中国、東北地方にあたる。


昭和十八年、満蒙民藝品の調査と蒐集、満州民藝館の建設、開拓民の生活要具の製産指導を目的とし、
日本民藝協会を主催として、柳宗悦会長の命を受け、
上田恒次、上野訓次、河合武一、式場隆三郎、外村吉之助、浜田庄司、村岡景夫、吉田璋也が満州に渡った。


その時のことは外村吉之助の日記を元に、
「満州・北京民藝紀行」(絶版)という本に記されているが、
2018年3月終わり、この本に記された場所や、満州国の領土を歩く機会に恵まれた。


彼らが見たものは、
印花布(型染布)、陶磁器、鋳物鍋、柳条製品、蒲草製品、革製品、駱駝毛製品など。
これらの多くは暮らしの変化ですでに消失しているものばかりだが、
(特に馬具や騎馬民族の暮らしの道具類)
編組品や陶磁器は未だに残るものが少し見られる。

彼らが見たであろう匂いのするもの、彼らが出会わなかったもの、などを見ることができた。


中国東北地方の民芸
(寒い冬を越すための保存食品(漬物)作りは今も盛ん。漬物甕や酒甕の大物は未だに焼かれている。)



旧満州国を歩く



冬にはマイナス30度、40度になると言われる厳しい大地。


2018年3月終わり、日本は桜が咲き始めた頃だが、中国東北地方はまだ芽吹きを迎えておらず、
厳しい冬の終わり。気温がゼロを行ったり来たり。小雪がまだ舞い散る季節でした。


長春ーハイラルー満州里ーチチハルーハルビンとまずはモンゴル、ロシア側へと旅をし、
その後、長春ー延吉ー通化ー丹東と、北朝鮮国境側を旅した。



中国東北地方の民芸
(ハルビンの街角。満州国時代の建物と思われる建物が並ぶ街並み。)


よくもこんなに広く、また厳しい土地に開拓民が集ったものだ。と思ったのが正直なところだ。
開拓で、公務員として、兵隊として、商売人として、
いろんな人たちが満州に渡った。そして、終戦を迎えた。

親族で誰か一人でも満州にゆかりのある人がいるなら、どうかこの土地の景色を見て、感じてもらいたい、
と思った旅だった。




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