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松本ほうき



松本箒・米澤ほうき工房




長野県松本市は、松本箒(ほうき)という呼ばれる、
ほうきの生産地でした。
かつては100を超える生産者がいたといます。


150年ほどの歴史があるものづくりですが、
今は非常に小さい規模で続いています。
箒の産地というのはどこも同じですね。


その松本で、ホウキモロコシという箒の原料から生産し、
ほうき作りをしている一家があります。
それが米澤ほうき工房です。

松本ほうき
(住宅街に突如現れるホウキモロコシの畑。)



現在は2代目と3代目がその仕事を守り、伝えています。


松本ほうき



多くの工程からなるホウキづくり。
箒はホウキモロコシと、持ち手になる木、そして麻糸でできています。
ほうきを整え、形作り、締め上げる。
文字にすると単純です。


しかし、原料を収穫するタイミングも見極めねばならないし、
(長雨などで全然使える原料が収穫できない、ということすら起こってします。)
多分に農業的な部分がこの前の工程にあって、それからの制作、ということを忘れてはいけない。



松本箒・米澤ほうき工房の良さ




このほうきの良さはなんだろう。
この掃除機が普及しきった時代に、あえてホウキを使う意味を考える。


3代目の米澤資修さんが「実は…」と教えてくれたのは、
ルンバとほうきの併用。
これが非常に良いそうです。


話を聞いているといろいろと納得。

ホウキというと、昔は畳を掃いているイメージでしたが、
フローリングにも良い。

また、あえて持ち手を長くしたほうきはハタキのように使っても良い。


米澤さんのところで初代が作られた、というほうきを見せてもらいましたが、
まだまだ使える。十分に。


ホウキモロコシを自分たちで育てて、ホウキ作りまでする。
これは米澤さんのところならではで、これ自体が松本箒の特徴ではない。

ホウキは原料の手配が大きな問題で、
国産の原料は枯渇。多くが中国産の原料に頼っている。


中国産と米澤さんのところの原料の大きな違いは、
数年後に大きな差となって現れてくる耐久性。


松本ほうき
(左が中国産原料。右が数十年経った米澤家の松本ほうき。)



米澤さんのところのものはもちろん、使い方にもよるが、
20年は大丈夫でしょう、と言う。
見せてもらった昔のものは確かにまだまだ使えるものだ。
それどころか、より美しさが増している。


また、米澤さんのところでは、
従来の竹の持ち手から木の持ち手に変えている。
これは、ホウキがダメにならなくても、竹が割れてしまうことが多いからだそう。


今の木の持ち手なら、何十年経っても平気。
全然問題ない。



長持ちして、小回りの効くほうき。
今の暮らしなら掃除機と併用して使うのが良いでしょう。


ほうきは夜に掃除をしても音が出ません。それもまた良い。
大きくない部屋なら、かえって掃除機よりも楽に掃除ができる。


そう、一人暮らしの人なんかは掃除機ではなく、
ほうきで十分なんではないか。
そんな風に思います。



ホウキの使い方、注意点




自然素材です。個体差があります。
保管は、日の当たらない場所で、風が通るような場所に、
吊るしかけて保管してください。
日の当たる場所では退色の大きな原因となります。

また、穂先が地面に付くような置き方をすると、
穂先がダメになってしまいますのでその点はよく注意してください。




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