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5周年台湾の古いもの


台湾の古いもの・雑器



台湾で古くて良いものを探すのは難しい。
上の写真の竹かごもなかなか良いけど、写真に映っていない面に大きなダメージがある。


台湾が歴史が浅いかと言えばそうでもないし、原住民の文化は奥深い。
しかし、民藝、手仕事の品、という意味ではここ数十年で失われたものは大きく、
そういう意味で台湾で古くて良いものを探すのはとても難しい。
(台湾の古いものの愛好家は、大陸のものを好む人が多いし…。)

5周年台湾の古いもの
(最近では建物は少し古いものをうまく利用したお店が多く、そんな風に文化を見直す動きはあるのだけど。)



焼物に関しては、
台湾の先住民族達は焼物の文化をさほど持ちません。
(土器のような素焼きのものが主です。)


中国大陸からやってきた人達の手で中国大陸の技術で焼物が作られるようになり、
日本統治時代には主に京都から職人が渡り、その技術を伝えました。


今回ここに並ぶ物は1960年代以降のもので、
その日本統治時代(日治時代)の影響を大きく受けたものが主です。

今は温泉で有名な北投地域は昔は窯業の一大産地でした。
そこが衰退し、今の一大産地である鶯歌や、苗栗といった産地が出てくるようになるのですが、
その過渡期の器達。


染付けは、日本からの影響を受けていますが、青やピンクで描かれるそれは、
沖縄のものよりも更に南国の風合いがあります。
2015年の現在でもそういったものは焼かれているのですが、ベースの土も真っ白で、
青やピンクは更に鮮やかで、そのコントラストは若干ケバケバしく、
いまいち惹かれません。


しかし、この時代のものは土がクリーム色っぽく、また釉薬もさほど発色が良くないため、
なんだか良いなぁ、と思うのです。


印判にしても今程きちんとしていません。
ちょっとズレたような、間の抜けたような、そんな感覚がなかなか良いじゃないですか。


台湾窯業が量産に向かい、近代化に向かい、そうした時期の、
手仕事の風合いが最後に残った、そんな時期の焼物です。


近世の台湾は、3食とも外食、という人がとても多いため、
そのこともあって器という文化が発展していないように思えます。


5周年台湾の古いもの


何しろ、台北では1人暮らしの部屋にはIHのコンロが1口あれば良い方。
電気ケトルとマグカップくらいしかない、という人もいるのですから。


とは言え、最近は食生活の見直しなどの中で、食事やその時間を大切にする人も増え、
少しずつそういったものの見直しがされてきています。
台湾の良い雑器、新しい時代にまた生まれれば良いな、と思いますが。





台湾の古いもの・雑器 商品一覧



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