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2024年 中国貴州省買い付け
2024年5月、中国貴州省へ。
里帰りのような気持ちで、旅立った。
2020年1月に、コロナ騒動直前に行ったのが最後だったので、
実際のところ4年ちょいしか経っていないと言えばそうなのだけど、
あらゆるものが変わってしまっていたらどうしよう、
とそんな想いでの渡航だった。
(民族衣装の女性たちが歩いている。それだけで嬉しくなった。この姿は変わっていなかった。)
中国自体はそれに先立つこと三回。
2023年の秋から福建省への渡航を再開していた。
中国工芸というと、そもそもちょっとマニアックな印象があるのではないだろうか。
自分の生活にはあんまり関係無いかな、
と多くの人が思うかもしれない。
当店では、
四川省の銅のやかんや、
雲南省の銅鍋という
現行の工芸を通じて、
中国工芸との始めての出会いを多く生み出してきたと思う。
実際、
コロナ禍にあって、
自分自身もさらにこれらの道具を使い込み、
一段と自信を持って紹介できるようになった。
中国の民藝、工芸の真骨頂
しかし中国工芸の真骨頂と言えばなんだろうか。
一つには日本の工芸の歴史にも大きく関わりのある「陶芸」ジャンルだろう。
その中では、
当店は当然ながら官窯ではなく民窯の、
のんびりした焼き物をセレクトしているのだけれど、
(貴州省の雷山の窯場。まさしく民窯の雑器だけを作る窯の姿。)
もう一つ、
欠かすことができないものが「布」だと思う。
これまた、きらびやかな装飾や刺繍、
贅沢さをアピールするようなものではなく、
家族のために女性たちがただただ作っていたような素朴な布。
(トン族の女性が亮布作り。まさかの場所で、トントンと木槌を打つ音に導かれて見つけることができた。)
堅牢さを求めてしっかりと織られたものや、
健やかな成長を願った刺繍。
民族衣装それ自体ももちろん素晴らしいのだけれど、
当店ではなるべく今の生活の中で、
簡単に使える、簡単に飾れるものをセレクトしています。
布に関しては拙著「中国手仕事紀行」にもいろいろ書いたけれど、
貴州省と雲南省が抜群に良い。
2024年5月のひさしぶりの貴州省では、
コロナ前ですら良いものはかなり減っていたけれど、
それがますます加速し、
良いものを手に入れるのが本当に大変になってきた実感がある。
私奥村の大好物である藍染めを中心とした買付は、
日々のダイニングテーブルでも良いし、
キャビネットに、玄関に、
あるいはお茶の時間の茶席の見立てに、
なんて風に、
家のいつもの時間をもっと豊かなものにしてくれる力を持っている。
(買付品を現地で使ってみた。お茶の時間。この刺し子の布がたまらなく愛おしい。)
ものが減っていることや、円安の為替問題、
買付の障壁を挙げれば、もうぐったりした気持ちになるぐらいだが、
「中国手仕事紀行」が本格的に再スタートしたと言っても良いだろう。
貴州省の良きもの、
どうぞ生活に取り入れてみてください。
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