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スリランカの紅茶



ヌワラエリヤの茶畑とヘリタンスティーファクトリー




中国茶・台湾茶の話の番外編。
スリランカで茶摘みを見てきた話。


紅茶のカフェインにやられがちな体質の私奥村ですが、
紅茶も好きです。

空腹だとめまい、胸焼け、立ちくらみ、
色々起こってしまうのですが(緑茶も同じく)、
きちんとお腹に何か入れておけば大丈夫。


2018年の秋、
スリランカの茶所、ヌワラエリヤ方面を旅しました。
(スリランカのヨーグルト「カード」の話はこの時の旅から。)



以前にスリランカを訪れた時に泊まった宿、
ヘリタンス カンダラマ(スリランカの建築家ジェフリー・バワの傑作)がとてもよくて、
この旅もそこに泊まり、
そこから南下してキャンディを経て、ヌワラエリアへ。


同系列のホテルで、かつての紅茶工場をリノベーションしてホテルにした、
ヘリタンス ティーファクトリーに泊まってみたかったのです。


スリランカの紅茶


スリランカの紅茶というと、
ケミカルな大規模農園のイメージしかなかったのですが、
こちらは中規模、そしてオーガニックということで、
行く前からとても楽しみにしていました。


ヌワラエリヤのエリアに入り、
周りは一面茶畑、という嬉しい景色を眺めながら車は走り、
丘の上に建つ、その建物が見えてきました。


スリランカの紅茶


これだけでかなりテンションは上がります。


建物は年季が入っているのだけれど、
綺麗に整備され、雰囲気は良い。


スリランカの紅茶


スリランカの紅茶


スリランカの紅茶


スリランカの紅茶



落ち着いたら、
曇天、時折小雨の中、
こちらの敷地の茶畑を歩かせてもらいました。


スリランカの紅茶


スリランカの紅茶


スリランカの紅茶


小学生かそのぐらいの子供たちが街からバスで帰ってきて、
茶畑の路地を下っていく。
彼らにとってはとても日常の風景。


しかしこちらはワクワクが止まりません。


ちょうど茶摘みをしていて、
そちらを見学。



スリランカの紅茶


スリランカの紅茶


スリランカの紅茶


スリランカの紅茶


スリランカの紅茶



働き者の女性たち。



ぐるりと近隣まで歩き回ったのですが、

前に聞いていたように、
こうした茶摘みの作業の人たちの暮らしは劣悪で、
(ここのホテルの関連の人たちはちょっと違うみたいだけど)
農薬だらけの茶畑で一日を過ごし、
谷底のこれまた劣悪な環境の家で過ごす人たちは、
かなり病気にかかる率が高いそうで、
中国茶・台湾茶の茶摘みとはえらい違いを感じました。


欧米、日本へ輸出されるお茶を作るための搾取の構造だそうです。


紅茶は製茶も中国茶ほど手間のかかるものではないから、
そこのコストも違うとはいえ、
かなり複雑な気持ちになります。


これが現実。

しかし、スリランカもマイクロな良い茶農家が増えてきているとも聞きます。

茶愛好家としてはそうした茶葉を選び、楽しみたいところ。



ヘリタンスティーファクトリーのお楽しみは、
この環境だけではありません。

毎食の食事にも茶葉が使われたものがあるし、


何と言っても最高なのはこのアフターヌーンティーでしょう。
これにももちろんお茶がいろいろと使われています。


スリランカの紅茶



到着をこれが楽しめる良い時間に設定すれば、
アフターヌーンティーの余韻で畑を歩けます。


お茶好きの贅沢旅、と言えるかもしれませんね。





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