HOME
会員登録
みんげいおくむらとは
ご利用案内
レビュー
お問い合わせ
窯名や作家名で器を選ぶ
ブランドで選ぶ(生活道具)
民藝を産地で選ぶ
素材で選ぶ
用途で選ぶ
ゲストさま、みんげい おくむらへようこそ!
ログイン
みんげい おくむら トップページ
>
用途で選ぶ
>
台湾茶・中国茶と道具(茶器)
>
台湾茶・中国茶 よもやま話(読み物)
>
2016年 台湾茶の旅(読み物)
> 2016年 台湾茶の旅4
台湾紅茶の産地 日月潭
杉林渓から、日月潭(にちげつたん・りーゆえたん)へ移動中、上の鉄道に出会いました。
集集線という路線で南投県を走る全長30km弱。
なんとものんびりした電車です。
日本統治時代、大正10年に開通し、日月潭の水力発電所に資材を運ぶために作られたそうです。
お昼を食べた竹山からものの一時間ほどで、ここまで到着。
もう日月潭はすぐそこです。
台湾紅茶も、日本統治時代にインドからアッサム種の苗木が持ち込まれ、
栽培が始まったのがスタートです。
戦後は台湾で独自に品種改良がされ、昨今世界的にもお茶愛好家に台湾紅茶が広まっています。
香りが強く、甘みも強い。
ストレートで飲んで美味しいお茶なのです。
その一大生産地が、観光地でも有名な日月潭周辺で、中でも魚池郷がその中心となっています。
魚池は海抜800mほどの高さにある盆地で、寒暖の差があり、紅茶の栽培に適しているのだそう。
ビンロウの木と茶畑。こんな茶畑は雑草がぼうぼうですから、農薬散布で畑を整えたりはしていない畑。
こんな畑のお茶が欲しいなぁ、とワクワクします。
台湾紅茶の作り手を訪ねる
台北のあるお茶屋さんにお気に入りの台湾紅茶があり、
その畑が魚池にあると言います。
今回はそこのお茶を超えるものに出会えるか、産地でいくつかの茶農家を巡りました。
台湾紅茶は、品種改良によって、台湾1号から台湾21号までありますが、
その中でも断トツに流通しているのが台湾18号「紅玉」です。
これが、旨い。
渋みが少なくて飲みやすいのだけどボディがしっかりしていて、甘みもコクもある。
紅茶を常飲しない自分でも、台湾紅茶はいつも手元にあります。
上の農家さんは独自の品種を栽培しているそうで、お味もなかなか独特。
製茶作業はどこも真剣です。
いくつかの農家さんを回りましたが、なかなか値段も高い。
台北のお気に入りの紅茶を超えるものには出会えませんでした。これもまた面白い。
旧三井製茶 日月老茶廠へ
この町には、日本統治時代に三井製茶の工場だった日月老茶廠という場所があります。
現在も製茶工場として使われ、日月老茶廠という名前になっています。
工場は一般に開放されている場所があり、紅茶の製茶を見ることができます。
僕が訪れた日は、無農薬の茶葉とそうでないものとが並び、それぞれ作業中でした。
さすがに家族経営の農家さんとは規模が違います。
設備も大きいし、工場自体がデカい!
無農薬の葉っぱです。虫食いなどがありますが、
ぴっかぴかの緑の農薬を使った葉っぱとは違いが一目瞭然。
室内萎凋(いちょう)といって、時折茶葉同士をすり合わせて発酵を促します。
ちなみに紅茶は重発酵といって、お茶の中では発酵の程度が高いお茶になります。
職員さんが、萎凋の作業中。目は真剣です。
どの程度まで発酵が進んでいるか、進めるか。お茶の味を作って行く上で大事な工程。
ここは売店もあり、お茶も、それから台湾の農産物や加工品も色々と買うことができます。
観光では楽しい場所ですね。
夕方に魚池を離れ、南投県の友人宅へ。
夜は高粱酒(台湾金門島の名産)とお茶のちゃんぽん。
友人は叔父さん達がそんな飲み方をすると言っていたけど本当だったのだ。
悪くない。そして二日酔いも気持ち抑えられるような気が。
旅はいよいよ終盤へ。
翌日は高山茶の名産地である梨山を目指します。
2016年 台湾茶の旅 3へ
アジア民藝を巡る旅 一覧へ
2016年 台湾茶の旅 5へ
台湾紅茶の産地 日月潭
杉林渓から、日月潭(にちげつたん・りーゆえたん)へ移動中、上の鉄道に出会いました。
集集線という路線で南投県を走る全長30km弱。
なんとものんびりした電車です。
日本統治時代、大正10年に開通し、日月潭の水力発電所に資材を運ぶために作られたそうです。
お昼を食べた竹山からものの一時間ほどで、ここまで到着。
もう日月潭はすぐそこです。
台湾紅茶も、日本統治時代にインドからアッサム種の苗木が持ち込まれ、
栽培が始まったのがスタートです。
戦後は台湾で独自に品種改良がされ、昨今世界的にもお茶愛好家に台湾紅茶が広まっています。
香りが強く、甘みも強い。
ストレートで飲んで美味しいお茶なのです。
その一大生産地が、観光地でも有名な日月潭周辺で、中でも魚池郷がその中心となっています。
魚池は海抜800mほどの高さにある盆地で、寒暖の差があり、紅茶の栽培に適しているのだそう。
ビンロウの木と茶畑。こんな茶畑は雑草がぼうぼうですから、農薬散布で畑を整えたりはしていない畑。
こんな畑のお茶が欲しいなぁ、とワクワクします。
台湾紅茶の作り手を訪ねる
台北のあるお茶屋さんにお気に入りの台湾紅茶があり、
その畑が魚池にあると言います。
今回はそこのお茶を超えるものに出会えるか、産地でいくつかの茶農家を巡りました。
台湾紅茶は、品種改良によって、台湾1号から台湾21号までありますが、
その中でも断トツに流通しているのが台湾18号「紅玉」です。
これが、旨い。
渋みが少なくて飲みやすいのだけどボディがしっかりしていて、甘みもコクもある。
紅茶を常飲しない自分でも、台湾紅茶はいつも手元にあります。
上の農家さんは独自の品種を栽培しているそうで、お味もなかなか独特。
製茶作業はどこも真剣です。
いくつかの農家さんを回りましたが、なかなか値段も高い。
台北のお気に入りの紅茶を超えるものには出会えませんでした。これもまた面白い。
旧三井製茶 日月老茶廠へ
この町には、日本統治時代に三井製茶の工場だった日月老茶廠という場所があります。
現在も製茶工場として使われ、日月老茶廠という名前になっています。
工場は一般に開放されている場所があり、紅茶の製茶を見ることができます。
僕が訪れた日は、無農薬の茶葉とそうでないものとが並び、それぞれ作業中でした。
さすがに家族経営の農家さんとは規模が違います。
設備も大きいし、工場自体がデカい!
無農薬の葉っぱです。虫食いなどがありますが、
ぴっかぴかの緑の農薬を使った葉っぱとは違いが一目瞭然。
室内萎凋(いちょう)といって、時折茶葉同士をすり合わせて発酵を促します。
ちなみに紅茶は重発酵といって、お茶の中では発酵の程度が高いお茶になります。
職員さんが、萎凋の作業中。目は真剣です。
どの程度まで発酵が進んでいるか、進めるか。お茶の味を作って行く上で大事な工程。
ここは売店もあり、お茶も、それから台湾の農産物や加工品も色々と買うことができます。
観光では楽しい場所ですね。
夕方に魚池を離れ、南投県の友人宅へ。
夜は高粱酒(台湾金門島の名産)とお茶のちゃんぽん。
友人は叔父さん達がそんな飲み方をすると言っていたけど本当だったのだ。
悪くない。そして二日酔いも気持ち抑えられるような気が。
旅はいよいよ終盤へ。
翌日は高山茶の名産地である梨山を目指します。