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広州茶市場


中国最大の茶市場を訪ねる(広州)



2017年2月。
ベトナム買付けを中国の広州経由にしました。
かなり意図的に。


広州には、中国最大と言われる茶市場がある。
その数を1000と言う人もいれば、5000と言う人もいる。
どうしてもそこへ言ってみたかったのです。

広州芳村茶葉市場とか芳村茶業城とか総称されるようで、
広州市の真ん中から地下鉄で20分ほどか、芳村という駅で降りる。

あとは一本道を徒歩で20分ほどか、バスで2駅ほど。
その日は時間が無かったのでバスで。


大きな市場がドーンとある訳ではなく、ある通りに面して、
お茶や器具の路面店が並び、ところによってはショッピングモールのような建物に
わんさかと店が入っている場所もあり、
またその大通りの一本裏、一本横あたりもそんな感じだから、
ハッキリ言って全体像が全くわからない…。



広州茶市場



圧倒的な規模!という感覚を楽しみたいのなら、まるで築地を歩いているように、
エンターテイメントではあるけれど、
言葉が出来ないのなら良い買い物は難しい。


茶葉はほとんどの店がプーアル茶を扱い、その他各地のお茶、
という感じで専門店が少なく、的を絞りにくい。
(言葉が出来ればこの辺はクリア出来るかもしれない。)
ある種類のお茶をどこのお店が詳しいのか、全然わからないのだ。

お茶の種類で言えば、中国茶・台湾茶は全て揃っている。という感じ。
中には専門店に近いお店もあるが、そこはさすが中国。
積極的な呼び込みも無ければ、声を掛けても反応が薄い。笑

商売をする気があるのかないのか。よくわからない。


茶葉もそんな感じだが、茶器ももっとよくわからない。笑

総合商社的ななんでもありのお店が多く、
中にはアイテムやテイストを絞っているようなお店もあるものの、
提示されている値段と見た目がなかなか釣り合わないように思える。
特に磁器の茶器はなんだかなあ。



正直なところ、3時間程しか見て回れなかったので、
この感想はもしかすると的外れかもしれない。

が、2016年に回った厦門や福州、貴陽や昆明には、
もっともっと茶の種類を絞り込んだ良いお店が揃った問屋街があった。
小さいと言っても百を超える店が並ぶような問屋街に。


3時間くらいでの観光はお勧めしない。
ある程度お茶を知っていて、好みのものを探したいのなら、
2日間は見ておくべきだろう。



唯一出会ったのは、湖南省の黒茶。




広州茶市場


個人的には湖南省の黒茶の専門店だけはようやく良いと思えるお店を見つけられて、
2種のお茶を買った。


広州茶市場


黒茶は後醗酵茶でプーアル茶と似た作り方をするもの。
日本の黒烏龍茶とは全然別ものです。
一度緑茶を作り、それを微生物醗酵させたお茶。
中国や東南アジアで主に少数民族の人達が作っている、伝統のもの。



広州茶市場


このお茶、よく見てもらうと、ブロックなったお茶を崩すと黄色い斑点のようなものが見える。
この茶は「茯茶」(ふーちゃ・あるいは茯磚茶)と言われ、「金花」という黄色いカビが作り出すお茶なのです。

金花の量がとても大事らしく、この店のおばちゃんは、しきりにそれが少ないものと多いものをよく見ろ、
と見比べさせてくれました。
試飲したものは、とても穏やかで、もっとクセの強いものかと思ったけどすいすいと飲めるものでした。
ただ、印象としてはどちらかと言うと男性的なお茶で、華があるのにコクがある。
ウイスキーが好きな人はとても好きそうなお茶。ということで個人的に好みでした。




さて、この市場。
また訪ねることがあるかどうかはわからないが、もし再訪したら隅から隅まで歩き尽くしてみたい気もする。