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中国茶の見立て 貴州省貴陽
中国茶が好きだ、と言われる人でも貴州省のお茶について詳しい人は多くはないだろう。
メジャー産地ではないから。
しかし、省自体は茶を作ることにものすごく力を入れていて、
大規模なものからマイクロなものまで、様々なお茶を見かける。
貴州省は「緑茶」が強い。ここで言う緑茶はもちろん中国緑茶のこと。
貴州省の緑茶
貴州省の緑茶の代表といえば、
都勻毛尖だろう。
丁寧に摘み取られた新芽の茶葉はまだ白毛(うぶ毛)に包まれ、
それらを人が手摘みするのだから、こりゃ高いわ。と納得。
(実際このお茶はなかなか高い)
値段と味が一致するかといえば…。
都勻は地名。今は高鉄(中国版新幹線)も止まるエリアで、
僕は三度訪ねたことがある。
一度はお茶問屋街へ行き、片っ端から飲んでみた。
が、値段ほどの価値を見出せなかった。
そんな折、日本の茶友から貴州省の省都貴陽のお茶屋さんのものがよかったと教えてもらった。
ただし、高いけどね。と。
貴州省貴陽でいただく高級緑茶
貴陽の街中からバスで40分ほどだっただろうか。
あるお茶屋さんにたどり着いた。
(前の客と茶飲んだ後。土物のこの急須、うちで取り扱いのまゆみ窯の急須にも似ていますね。この形もカジュアルでよい)
田舎にしては珍しく、品の良い空間。
なんと嬉しいことに、苗族の古布を茶席に使っている。
これは嬉しい。
(敷き布に限らず、どの道具もなかなか品が良い)
肝心の緑茶は確かに相当高い。
が、うまい。
都奄ナ飲んだそれとは明らかにだいぶん違う。
友人が以前にそうした、というように、
少量だけ分けていただいた。
ほんとにちょっとで申し訳ないばかりだが。
ともあれ、貴州省が誇る少数民族文化を取り入れた茶席は好感の持てるものだった。
こんなお茶屋さんが増えればいいのにな、貴州省。