HASAMIシリーズのみんげい おくむら限定第二弾。2011年冬モデルのブラウン。ブロックマグ・プレート・ブロックボウルミニの三種。数量限定です。



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次なる定番の1色に

2011年春のコラボレーションに続き、2011年冬もみんげい おくむらとHASAMIがコラボレーションしました。
冬らしく濃いブラウンをまとったHASAMIシリーズは単なる限定のコラボレーションの枠を超え、
定番の1色に加わってもおかしくない。そんな仕上がりでした。
そのコラボレーションの経緯や、今年新たに発表されたHASAMIのX'masボックスについて、
HASAMIの馬場匡平君に話を聞いてみました。


春夏のコラボレーションから

ーみんげい おくむら 奥村(以下:奥):
 春夏はこちらの希望のサクラ(桜)とコン(紺)を
お願いしましたが、予想以上に好評でしたね。
( ※第一弾コラボレーションの詳細はこちらから。>> )

 販売を終了してからの方が反響があって、
また出して欲しいというお声や、
某雑誌がカフェを作るのに、ピンクのマグを
使いたいとか、色々な話が来ましたね。

ー馬場匡平(以下:馬):うん。
あの色を扱いたいとか、他のお店さんからも
問い合わせがあったりしましたね。
 色を出すのは大変でしたが、
結果的にはお客さんにも喜んでもらえて良かった。

 
HASAMI限定
奥:それから今回の企画までしばらく時間がありました。

お互い忙しかったですね。
僕は旅をしていただけですけど。笑

馬:そうですね。展示会とかでちょこちょこ会ったり。
でも、9月にまた波佐見に来てくれましたね。

奥:そう。そこからまた色々始まったって
感じでした。それにしてもあの夜は面白かった。

波佐見が好景気だった頃を知る人達に
色々教えてもらいました。

 
HASAMI限定
波佐見とHASAMIとの関わりから見えてきたもの。

馬:あの日は窯のおっちゃんと波佐見の友人と嬉野温泉で
バカ盛り上がりでしたね。奥村さんも相当飲んでたような…。

奥:いや、飲み過ぎでした。笑 でも、あの日に
また波佐見の産地の良さを知り、改めて何かやりたいなぁと
思ってスタートさせたその1つがこのコラボの第二弾ですね。

この色に決まったのは何でだったかな?

馬:うちはこの秋「カフェ&ミュージックフェスティバル」に
1日限定出店が決まっていて、お客様からも要望があった
茶色を出したいと思ってたんですよね。そこに同じ色の要望を
たまたま奥村さんが出してきた。正確にはもう1色リクエスト
を貰いましたけど。で、これはやるしかない、と。
そこからは早かったですね。

奥:そうでした。うちではかなり明確にやりたい色のイメージができていて、その色が出せるかどうかとかそんなところでした。
結局それで1色はどうしても色が出せず、お蔵入りになりました。あれはいつかできたらいいなと思ってますけどね。

馬:いつもの「ムラ感」ですね。笑 奥村さんはホントにムラのある色が好きだから。笑

奥:そうなんですよ。ペンキでベタっと塗ったみたいなのが大嫌い。そういうので上質なのは北欧の食器に任せておけば、と思っています。
HASAMIデビュー直後はパープル、ブルーを中心にけっこう色にムラが多くて、それが凄く良かった。

馬:ただ、それは焼き上がりの時の失敗や、釉薬が強くて窯自体にダメージが出てしまったり、けっこう大変で…。

奥:波佐見に初めて行った時も無惨な姿になったものを沢山見ましたね。あれでは大変。いくら良いものが1つ焼けても
全く商売にはならない。産地の作り手のためにならない。

馬:でも今回の飴釉(茶色)はけっこううまくいきましたね。これは自信があります。

奥:いや、良い色になったと思います。サンプル段階で
かなり気に入ってたけど、最後にもう1つ変更を匡平君が
入れてきて、それで色がビシッと決まった。あれは凄い。

馬:ありがとうございます。
HASAMIは日本製の道具だから、定番の紫や赤はかなり
日本の色を意識してます。今回の茶色もそう。
透明感もあって、縁や取手のムラ感も抜群。

奥:今回もホントに気に入ってます。僕ら男子も好きな
感じだし、もう限定じゃなくて定番にしちゃえばいい。笑
 この色と料理は相性良いなぁと思います。プレートはパンや
パスタにはもちろんだし、緑の濃い野菜の色がすごく合う。
マグはコーヒーでもスープでも。ボウルのミニは使い勝手が
抜群だから何でもこいって感じで。
 
HASAMI限定
馬:奥村さん得意の3点セットですね、今回は。
でも凄くバランスよく揃ってると思いますよ。

奥:僕は個人的に今年出たボウルのミニをとにかく
気に入っています。何かと使いやすい。だから、今回も
それは絶対入れるつもりだった。

馬:確かにボウルのミニは人気ですよ。
自分で言うのもなんだけど、ホントに使いやすい。
重ねてみても今までの色とも相性が良いです。

 
HASAMI限定
HASAMI、新たな取り組み。

奥:そういえば、このコラボレーションの前に、HASAMIとイラストレーターの竹内俊太郎さんのコラボレーションのクリスマス用
ギフトボックスが発表になりましたね。凄く良いものになっていてびっくりしました。
竹内さんと何かやりたいとは前から聞いていたけど、こう来たか!と。笑

馬:そうですね。奥村さんは色々知ってましたからね。竹内さんとは去年のある展示会でお会いしたのが最初ですけど、
雑誌「HUgE」やアパレルの「NuGeETS」、スケートの「FTC」などにアートワークを提供していて、
僕らの世代のカルチャーで、今最も旬な人の1人だと思っています。
 僕や奥村さんはアメリカ文化に凄く影響を受けてきているし、HASAMIもアメリカの60'sのダイナーウェアからアイディアを
貰ってるものだから、彼の絵や世界観と凄く共感できて、面白いものが作れると思って今回やってみました。

奥:今回のボックスはマグが2個入るってのが良いですね。ぜひ1つはうちのブラウンで…なんて。笑
それと、NuGgETSはたまたまなんですけど、地元の知り合いの店でも扱ってまして、確かに面白いブランドです。
竹内さんのアートワークも、この前初めて直接見させてもらいましたけどとても良かった。

馬:うちのも、黒いサンタとか、トナカイにソリじゃなくてコーヒーワゴンみたいな、そういうの良いでしょ。

奥:うんうん。良いですね。

竹内俊太郎クリスマスボックス


奥:話は戻りますけど、HASAMIでうちのお店を知って、それから他の窯元や手仕事の道具を買ってくれる
お客様が増えてきました。こういうの、凄く嬉しいんです。

馬:嬉しいですね。波佐見焼に限らず、良いものに興味を持ってくれる人が増えてくれるのは嬉しい。

奥:僕らの世代って、良い器も生活道具も欲しいけど、ライフスタイル的にはそれ以上に便利なものが欲しい世代だと
思うんです。こだわりの旬のものを食べさせるお店も好きだけど、時間が無ければ牛丼チェーンに行く、みたいな世代。
ゆっくり夕飯を食べられる日はこだわりの食器で楽しく。でも朝ご飯なんかはホントに手早くだしさっさと食洗機に突っ込んで
出かけたい、みたいん。なんというか、その場に応じて臨機応変に色々なものを使い分ける。

馬:うん。

奥:だから伝統的な手仕事のものなんかを使いながらも、HASAMIみたいな便利で、でも質感のあるものが好き。
僕自身がまさにそんな生活ですから、そういうお客さんが増えてきているのがとても嬉しいです。

馬:ありがたいですよね。HASAMIもまだまだやれることがあると思っています。
このシリーズだけでなく。次も色々と考えていますから期待して下さい。

奥:ますます楽しみですね。
今回も色々とありがとうございました。

馬:こちらこそ。また波佐見にも遊びにきて下さい。




2011年冬のコラボレーションは飴釉を用いたブラウン。
定番のブロックマグにプレート、店主奥村が最も気に入っているブロックボウル ミニの三種。
フチやところどころに現れる色のムラ感、グラデーションのような質感をぜひ手に取って感じてみてください。


HASAMI X みんげい おくむら2011年冬のコラボレーション


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