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スンバ島のイカット

2013年 インドネシア スンバ島 絣の旅



銀座の民藝店「たくみ」さんの2階でそれを見たのが初めてだったかと思います。
インドネシアのスンバ島のイカット(絣)。

それがスンバ島のものであるとわかるのはしばらく後だったのですが、
大柄なもの、小柄なもの、大胆だけどコットンの素朴な風合いが素朴で、
どこか印象に残るものでした。



2012年、あるヨーロッパの布コレクターさんの本を見ていて、ふと目に止まったのが
美しい大判の藍染めのイカットで、その説明を見るとSumba Islandと記載がありました。

調べていくと、インドネシアでも藍染めでイカットを織るエリアはとても限られていて、
スンバ島はその一つだそうです。




スンバ島への道のり



藍染めがあるところならば、と藍染め好きな僕はすぐにスンバへの行き方を調べました。


■スンバ島 地図


大きな地図で見る



どうやらバリ島を経由して飛行機で行けば良いらしいとのことはわかりましたが、
その国内線が本数が少ない上、
よくわからない欠航もあるようで、行きにくいこと。
また、島内の情報がかなり曖昧で、どこに織り手がいるのか、
そこまでどうやって行くのかの情報がなかなか集まりません。


どうやらとても海や空が美しい島であること、
オーストラリア(割と近い)からサーファーが来る島であること、
変わった形の家が伝統的であること、
くらいしか情報が無かったのですが、とりあえず行ってみたい、
という軽い気持ちで、更に、2013年のヒカリエの期間限定出店の後の
お疲れ様旅行っぽい感じでチケットを取ってみることにしました。


バリへの直行便が高かったので、
台湾経由で、
台北(1泊)ーバリ(1泊)ースンバ島(6泊)ーバリ(1泊)ー台湾(3泊)
という日程で、台湾の買付けも含めて行ってみることに。


バリ島
往路のバリ島にて。午後到着で翌午前にはまた空港。満喫とまでは…。


幸いな事に、スンバ島は宿が少なく、
いくつかの宿に宿泊の問い合わせをし、イカットの事を聞くうちに
ある宿のオーナーがかなりの情報を持っていたため、
そこに宿泊し、現地で情報収集しつつ、見に行く事に。


そんな風にして初めてのスンバ島訪問が始まりました。


スンバ島
小さなプロペラ機。乗務員さん達もゆるーい感じで。デンパサール(バリ)からスンバ島のワインガプへ。




※ちなみに、スンバ島は人口40万人前後で空港が2つある、インドネシアの離島でもそこそこの大きさの島です。
イカットが織られているのは主に東側で、今回の訪問は東側のみ。
西側は地形や景観、文化、言葉も違い、「どっちも経験してこそのスンバ訪問!」と宿のオーナーに
強く言われましたが、日程の関係で東側のみ。またいずれ西側へ…。




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