沖縄本島の恩納村の森の中、ひっそりとしかし力強くマイペースで作陶を続ける照屋佳信さんの照屋窯の器。昔からのやちむんのように伝統の登り窯焼成の器で、入荷は不定期です。
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20,900円(税込)
41,800円(税込)
82,500円(税込)
照屋窯 照屋佳信さんの器
照屋佳信(てるやかしん)。
やちむんや民藝が好きな方ならもしかすると知っているかもしれない沖縄の現役の名工です。
(→沖縄の焼き物「やちむん」についてはこちらからご覧ください。)
個人窯としては比較的大きな登り窯で焼かれる、
厚ぼったく、しっかりと重みがあり、粗野で無骨な照屋さんのやちむん(沖縄の焼き物のこと)。
今、そこらでウケが良さそうなものとは真逆のような焼き物。
使ってみると荒々しいように見えて、実は優しさや温もりが感じられる、そんな焼き物。
沖縄の現役の作り手で厨子甕作りの名手は?と県内の作り手さん、目利きの方に聞けば、
必ず照屋さんと上江洲茂生さんの名前が挙ります。
照屋さんはそういった沖縄の伝統的なもの、大きなものから、
おちょこのような小さなものまで、どれをとっても照屋さんのものだな、という個性があります。
照屋さんの工房に初めて伺った時、
道に迷い、地元の人に聞いてもかなりざっくりした教え方だったため全然たどり着けず、
ガタガタの砂利道でどこに向かうのかもわからなくなるようなそんな道を通り、
この道で違ったらもう帰ろうか、と思った最後の最後に辿り着けたような、
そんな辺鄙なところでにある窯です。
(一応住所は恩納村で、観光で知れた地域ではあるのですが。)
今はお弟子さんも取らず、しっかりものの奥さんと時折手伝うお兄さんと、
のんびりとマイペースで仕事をしています。
照屋さんやその世代(北窯の親方達も近いですね。)の方は、
沖縄らしい暮らしがまだ残っていたギリギリの世代。
無理に沖縄らしくあろうとするのではなく、とても自然に沖縄の人。
その暮らしのすべて、生き方のすべてが照屋さんの器の魅力と言っても過言ではないでしょう。
昔の良い時代を知っているから、その時代の良いものを作っているのかと言うとそうではなくて、
「何か作ってほしいものある?」「やってみたけりゃやるよ。」とどこまでもオープン。
壺屋の時代のやちむん以降、現代のやちむんの歴史をつなぐ、
静かだけれども代表のような人だと思える、そんな作り手です。
照屋佳信さんの陶歴
照屋さんは1950年生まれですから60歳を超えています。
が、ひっそりと仕事をしてきたからなのか年齢不詳。 若く見えます。
若き頃、那覇の壺屋の仁王窯の名工小橋川永昌氏のもとに運転手として勤めます。
そこで後に弟子となり、修行の後、独立します。
独立してもうすぐ30年ほどになるのですが、近年は交通事故のため
利き手がかつてのように動かず、大物作りができないこと、
(徐々に徐々に回復はしてきていますが。)
年に1度、多くても2度しか窯焚きが無いため、なかなか目に、手にすることが難しい窯となっています。
当店での取り扱い および注意点
知人が使っていた照屋さんの器が好きで、
窯に伺ってみたいなと思っていて伺ったのが最初なんですが、
焼く回数も相当少ないし、なかなかうちでお取り扱いするのは難しいかな、と思いつつも
通う度少しずつ色んな話をして、ついでにちょこっと器を買付けさせて貰っていて、
そのうち窯出しに来るか?なんて話になり、ようやくとご紹介ができることに。
しかし焼いても年に2度。のんびりと待っても同じものは同じコンディションでは
入荷は見込めないかもしれません。これ、と思ったものはどうぞお買い逃し無く。
また、当店扱いの北窯などに比べ、ゆがみや土、釉薬の付着なども若干多めですが、
それも含め照屋窯の器です。どうぞご理解頂けますようよろしくお願い致します。
照屋窯 照屋佳信さんの器 商品一覧