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再生ガラス工房てとてと青墨シリーズ


再生ガラス工房てとてとの青墨シリーズ




てとてとの松本さんのところに伺った時、
サンプルがズラリと並ぶ店に、ちょっと変わったものがありました。


聞けば、たまに作るもので、
適した原料がたまったタイミングで、ちょっとだけ作っているもの、だそう。


青が大胆に入ったそれが、なんとも印象的で、
その日それを買って帰った。


次の訪問時、またそれについて聞く。
どうにも面白い。


せっかくだからババっとある程度まとまってお客さんに見せる機会が欲しいなと、思い、
このシリーズ、「青墨」だけをまとめて注文してみた。
(奥さんが驚いていた表情が忘れられない)


再生ガラス工房てとてと青墨シリーズ
(2022年6月、このシリーズのちょうど生産に入っていたころに。出来上がった数個を確認し、ワクワク)



このページ最初の写真は、
それが届いた2022年8月、当店の大牟田in the pastでのイベントの風景です。



青墨シリーズを作る



このシリーズには定型がない。
普段のコップのように、決まった作業を繰り返す仕事ではなく、


原料を取り、イメージ赴くままに作る即興の仕事。


再生ガラス工房てとてと青墨シリーズ


そして大物をイメージしてもらうので、
一点を作り切るのに相当な時間が掛かるし、
見ているだけでも体力を消耗するぐらいの作業なのだ。


青墨をそもそも外側に見せるのか、内側に見せるのか。
流すようにするのか、模様のようにするのか。


再生ガラス工房てとてと青墨シリーズ


再生ガラス工房てとてと青墨シリーズ


再生ガラス工房てとてと青墨シリーズ



出来上がった形にそれをするのではなく、
青墨を乗せたものを形にしていくので、
柄や流れ方を見れば、
逆算していくとある程度どのように作ったのかを考えることができる。


再生ガラス工房てとてと青墨シリーズ



面白い仕事だ。


とは言え、どの作業も普段の作業の延長にある動きなので、
その組み合わせ方や流れが見ていて面白い。


うちで言えば、
沖縄北窯の松田共司さんが、
いつもの仕事の延長に抹茶碗やちょっと創作的なものを作るのと似たような感覚。


こっちがあるからまた定番が見えてくるし、
定番があるからこっちの景色が見られる。

そんな印象で、
普段の仕事と合わせてご覧いただきたい仕事。


普段の仕事もいずれ当店のラインナップとしてご覧いただけるようにしたいと思います。



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