みんげい おくむら トップページ > 民藝に関する読み物 > 竹の話 > 竹のことをもっと知る
60 件中 1-30 件表示 1 2
17,600円(税込)
8,800円(税込)
13,200円(税込)
24,200円(税込)
完売しました
7,700円(税込)
9,350円(税込)
9,900円(税込)
28,600円(税込)
27,500円(税込)
16,500円(税込)
26,400円(税込)
8,250円(税込)
19,800円(税込)
6,050円(税込)
4,620円(税込)
3,740円(税込)
5,500円(税込)
15,400円(税込)
29,700円(税込)
35,200円(税込)
39,600円(税込)
36,300円(税込)
14,850円(税込)
ここまで、竹の種類や、編み方の話などをしてきましたがいかがでしょうか。
なんとなしにひとくくりにしてしまいがちな「竹」も、
種類にしても、その加工にしても、様々な種類があり、
それが古来から歴史や風土によって様々に受け継がれてきた事が少しお分かり頂けたでしょうか。
最後に、更に竹という素材についてもう少し深堀りしてみたいと思います。
竹の成長や伐採
竹は一年で成竹になる、と書きましたが、
二年目以降は太さや背丈は変わらないのですが、肉質がどんどん強くなっていきます。
しかし、これにも限度があり、
7年を過ぎた前後から、質が脆くなると言われます。
ですから、竹細工に用いるのは、だいたい3年ものから7年ものまでというのが通常です。
もっとも、籠の縁に巻かれるものは2年ものの新竹(しんちく)がよく使われるのですが。
これは、繊維が柔らかく、細い芯に巻き付けても折れにくいからです。
竹細工に用いる竹は、竹が養分を吸い上げない季節を選びます。
これは大体9月以降で、この頃切り出すと、
虫も付きませんし、良質のものが得られます。
シーズンは11月まで続き、12月になると、地中でタケノコの準備が始まり、
再び養分を吸い上げてしまいますから、この頃にはシーズンは終了しています。
竹の保存
切り出した竹は、そのまま放置しておくと自らの水分で腐ってしまいます。
また、雨ざらしになっていると竹が割れてしまい、
そこから竹細工に使うヒゴを作って編むことができなくなってしまいます。
油抜きという作業をした後に、竹は直射日光を避け、湿気が少なく、風の通りが良い場所に
立てかけて保存しておきます。
(竹の表面の油抜きをしないと、竹が呼吸出来なくなり、腐敗の原因になってしまいます。)
このような下準備を経て、その竹からヒゴと呼ばれる、
竹を編める状態にしたものを作り出し、ようやく竹細工を作る事ができるようになるのです。
これだけ、竹を長く使えるように工夫したりしていますから、
数十年持つのも納得ができます。
竹の事を知ると、竹をもっと使ってみたく、もっと大事にしたくなるのではないでしょうか。
もし竹細工の職人さんに触れる機会がありましたら、更に詳しい事を聞いてみて下さい。
当店で取り扱いの竹細工や竹かごは、それぞれの産地の原料や風土にあった、
ほんとうに素晴らしい仕事が施されています。
(みんげい おくむらの竹細工・竹かご商品一覧はこちらから)