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雲南の茶葉かご
中国全土を歩き回るようになって、なかなか中国の民藝・手仕事も充実してきた。
どの品にも思い入れがあるが、
現行の手仕事の中でひときわ思い出深いのがこのかごだ。
実にうまくできている。
プーアル茶、といえばあの円形の餅型のものを想像する人も多いだろう。
それがすっぽりと入る竹かごなのだ。
この時代にあってもまだまだ現役で作られていて、とにかく便利だし、
第一に、うつくしい。
いくつかの幅や厚みの違う竹を組み合わせてつくるこのかごは、
竹の硬いところ、柔らかいところを生かしていて、
現代中国の民藝としては最高峰と言っても良いのではないかと思う。
雲南省北部のチベット族の家ではこれにヤクのバターを入れていた。
バター茶にするものだから、これまた茶葉かご(?)の役割を担っていると言えるかも。
実はこのかご、違う使い方を思いついて実践中なので、
それはまた別の機会にご紹介しよう。