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新疆ウイグル自治区カシュガル
カシュガルは喀什と書かれ、現地では主にKashi(カシ)と呼ばれます。
新疆ウイグル自治区のウルムチからは飛行機で2時間弱。
鉄道だと25時間ちょっと、という距離です。
中央アジアと中国を結ぶ要衝として知られるこの町ですが、
人口は50万人弱で約70%がウイグル人だそうです。
街全体はウルムチよりも遥かに小さく、またもともとウイグル族の土地ですから、
ウイグル族の居住地の外側に段々と発展が進んで行くような感じで、
不思議な町の作りになっています。
僕らが見るべきはウイグルの人達の生活ですから、2、3日あれば、
ずっぷりと町の姿を見る事が出来るはずです。
(日曜日がバザールですから、そこを考慮した日程で訪れるのがベターでしょう。)
(上段&中段はウイグル族の居住地。下段は開発が進む、その外側。)
そして、この町は、人の動きは新疆時間(北京標準時間より-2時間)、
公共交通機関などは北京時間、となっており、
カシュガルに着くと、携帯は北京時間でしたが、iPodは新疆時間になっており、
慣れるまでかなりややこしかった。
(体感では(日ので日の入りなど)新疆時間が圧倒的に馴染むのだけど。)
カシュガル(喀什)の町歩きと人々
カシュガルは先述の通り、大きくない町ですから歩きで回る事が出来ますが、
ウルムチと同じように市バスも便利です。
やはりこちらも1元で、料金明快。そして便数も多いですから、
僕はフラッと町中から鉄道駅まで行ったりしてみました。
もちろん暑さで疲れた時もバスにちょい乗りして町歩きを楽にすることができます。
(上段&中段はカシュガルのバス。バス停も分かりやすい。下段は鉄道駅。切符売り場は人がいっぱい。)
カシュガルの町は本当にウイグル族が多い。
中心部は歩いている人もお店の人も、ウイグル系、あるいは少数民族。
本当にここが中国であるかを忘れてしまうような。
こんな町の様子、人を見ているだけでも2、3日は楽しめそう。
ウイグル族は基本的にイスラム教徒ですから、
町のそこかしこに小さなモスクがあり、これもまた良い雰囲気です。
(しかし朝はアザーンがうるさくて目覚めるという事は無し。漢民族の政府がうるさい音を禁じている?)
カシュガル(喀什)老城の夜
カシュガルを歩くなら、エイティガールモスク(寺院)を中心に考えるとよさそうです。
(僕は宿を2つ渡り歩いたけど、このモスク近くが便利だった。)
エイティガールモスクの裏には職人街、そして向かいには道を挟んで老城が。
老城は昔ながらの佇まいを残した迷路のような街です。
小さなモスクも沢山あり、タイムスリップしたような、感覚が味わえます。
カシュガルに暮らすウイグル族の昔の姿を知りたいならここがハイライトと言えるかもしれません。
ぶらぶらと歩いていると色んな場面に遭遇します。
(小さなモスクで、静かな祈りの時間。ただただ、穏やかな時間が流れます。)
ふと気になった家の戸を叩いて、家を見せて欲しいと言うと、
喜んでみせてくれた家もありました。
規模は大きくないですが、解放北路沿いには日用品や衣料品を扱うバザールもあり、
ウイグル族の人達が日々の買い物に訪れます。
そのカシュガル老城の入り口あたりは広場になっていて、日が暮れると、
沢山の食べ物の屋台が出ます。
ウイグル族の人達が夜な夜な集まる美食市場。
その活気は何とも言えない異国情緒。
食べ物それ自体についてはまた別のページで話しますが、
この活気はカシュガルを訪れたなら是非味わうべきものでしょう。
続いては、カシュガルの日曜バザール、そして周辺の村の月曜市。
ようやく手仕事に近づいてきました。