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2013年 ベトナム ハザン省 少数民族を巡る旅2
ハザン省(Ha Giang)の省都はハザン市。
ハノイから車でおよそ6時間。
ハザン省を旅する場合はここを通過して、より北東の町、村を巡るのが主流です。
ハザンの町自体は少数民族を見る機会も少ないし、
田舎の中規模なベトナムの都市、といった感じです。
ハザンの町から何キロか外れた、タイ族の村で一泊民泊をさせてもらい、
目覚めて村をふらりふらりと散歩。
この辺りは水に恵まれていて、村の中を水路が駆け巡り、
水田も実に豊かな風景を作り出しています。
(最上部の写真が村の水田の写真です。)
写真上段左:タイ族は伝統的な高床式の家に住みます。上段右:豊かな水で芋のアク抜き。
中段左:葛糸を使って魚網やバッグを作ります。中段右:祝いのため朝から豚をさばきます。
下段:タイ族の村の豊かな水田。
ハザン省にはモン族はもちろんですが、タイ族、ザオ族、ザイ族などの少数民族が生活しています。
(ベトナムの54の少数民族のうち、15以上の少数民族がハザン省には居住しているとのこと。)
モン族は山岳地帯を好みますが、それ以外の少数民族は比較的町に近い、
あるいは幹線道路に近いところに生活していたりしますので、
ハザン市の周辺でも見かけることができます。
(もちろん、全体の人数が多いのでモン族も町でも見られるのですが。)
この旅で見た中で最も人口が少ない少数民族がプーピャオ族。
独特の頭巾です。
正装は少し派手な衣装になるのですが(下の写真右下のもの)、普段着はシンプルなものです。
顔つきや肌の色など特に僕らが大きくそれとわかるような特徴はありませんが、
プーピャオ族は土壁の平屋に住み、自給自足の生活をしています。
(タイ族もそうですが、田畑を持ち、鶏や豚、水牛を飼って生活をしています。)
Ha giang(ハザン)からQuan Baの町へ向かう途中、
ある小さな市場を通りました。
本当に小規模で、のんびりとした市場でしたが、
モン族、ザオ族、ザイ族、プーピャオ族など周辺の少数民族と、
それからキン族(いわゆるベトナム人)が集まってワイワイと楽しそう。
例えば、写真下段の左と真ん中はどちらもモン族なのだけど、
モン族の中でも4,5のグループに分別されるため、
それぞれの人達はモン族の中では違うグループになるのです。
こうして様々な少数民族を見ながら、少しずつ山岳地帯へ車を進めていきます。
次はいよいよ山の少数民族、モン族の暮らしに近づきます。