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ベトナム北部

2011年・2012年ベトナム北部 少数民族を巡る旅4



ソンラー省を抜け、イエンバイ省へ。
ベトナム東北部、山岳地帯の少数民族を巡る、というならまさにここから。


ベトナム北部


少しずつ田んぼが棚田のような姿を見せてくるようになる。


ベトナム北部


驚くべき事だが、ベトナムは棚田がとてつもないペースで増えている。
普通ならもっと平地の楽なところに作れば良いじゃないか、という気もするが、
モン族を中心に、町や平地へ出たがらない民族がいるため、
今なお山の斜面に棚田が増え続けているのだ。



ついにモン族が中心の町へ



イエンバイ省をラオカイ省へ向かっていくと、
ついに民族衣装を着たモン族の比率が高まってきた。


主に民族衣装を着ているのは女性。
男性で身につけている人は少ない。
伝統的な藍染めにろうけつ染めが施された麻の衣装。
それに銀のアクセサリー。頭に巻いた布。
一目で黒モン族とわかる、この衣装。


ベトナム北部


最近はプリントの民族衣装が増え、
それを着ている人も多いが、遠くからでもその発色で、
自分達で染めたものとプリントのものとの違いがわかる。


ベトナム北部



イエンバイ省ムーカンチャイ県の棚田



サパで出会ったヨーロッパのツーリストや、ベトナム人のツーリストエージェンシー、
色んな人の話を聞いて、ベトナムで最も美しい棚田、と言われたのが、
イエンバイ省のムーカンチャイと言われるエリア。

2011年の訪問は、まさに刈り入れの直前。
黄金色に輝く棚田が最高に美しい季節でした。




ベトナム北部




ベトナム北部




ベトナム北部


サパ近郊でも棚田はいくらでも見られるのだけど、
ここのものは格別。

しかし、棚田はどんどん増えているので、
また別の名所が既に誕生しているかもしれません。


観光ではなく、ただ日常のものとしての棚田。
それが増えているということがただただ驚きです。


続いては黒モン族の藍染めの話。
いよいよです。



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