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ベトナム北部

2011年・2012年ベトナム北部 少数民族を巡る旅3



ホアビン省を抜け、ソンラー(ソンラ)省に入る。
徐々に高度は上がっているらしい。


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ここソンラーはベトナムではお茶の産地として知られる。
特に名高いのはモックチャウ(Moc Chau)という産地。

茶産地としてのベトナム、全然知りませんでしたが、なかなか立派じゃないですか。
壮観。


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見渡す限りのお茶畑からちょっと下ると、お茶畑の中を学生達が家路へ。
お昼ご飯を食べに家に帰るのだそう。

モックチャウは小規模な都市ですが、交通の要衝なのか、なかなかのにぎわい。


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この近辺でようやくこれぞモン族、という少数民族の方を発見。
いよいよ少数民族が多いエリアに入るのだな、という感覚。


ベトナム北部



タイ族・モン族 肥沃なソンラー省



ソンラー省を旅していて思うのはその土地の肥沃さ。
車で走っているといろんなところで川に出会い、すくすくと育つ稲を見る。

そんな土地だからか、人々も明るい。


ベトナム北部

湖。渡し船で渡る人、渡し船を待つ人。待っている女性達は皆モン族。



ベトナム北部
ベトナム北部

大人も、子供も、みんなそれぞれに役割がある。
しかしどこへ行っても子供の多さには圧倒される。


ソンラーで泊まった町は、こじんまりとして良い町だった。
部屋の裏には田んぼが広がり、ホテルの前に道路。


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道路を挟んで延々と田んぼ。
何も無いけど何だか良い、というまさにそんな感じで、
2、3日ボーッとしていたいような、そんな場所でした。


ベトナム北部


魚籠を持った青年は、道路を横切り田んぼの中へ消えていった。
いったいどこに家があるのか。


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夕刻の町はとてもロマンチック。
いくつもの路地に家族が消えていった。


その夜は地元の料理な料理と焼酎に多いに満足。



しかし、ソンラーが美しいのは夕刻ではなかった。
朝一番の強い日差しはソンラーの田んぼを輝かせ、呆れるほど圧倒的に美しい。


ベトナム北部


これで涼しければ最高なのだけど、残念ながらここはベトナム。
朝イチから暑い。
朝の散歩をするだけでじっとりと汗ばむほどだ。


だけど、朝の散歩はまたも地元の人の笑顔を沢山貰える時間で、
それは楽しいもので。


ベトナム北部


タニシ取りのおっちゃん(タニシがデカい!)、「いやだ〜、撮らないでよ〜」的な言葉を発しながらも、
結構カメラ目線をくれたタイ族のおばちゃん。



再びタイ族の暮らし



この日はソンラーを駆け抜け、イエンバイ省へと入っていったのだけど、
昼間、ちょこちょこと気になった村に止まり、
生活を覗かせてもらった。


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伝統の高床式の家。暑いベトナムではこの家の作りはとても理にかなっている。

お歯黒のおばあちゃんはナタでガンガン枝を切り落としていた。
小さい子供も家畜の豚の世話。豚と仲良しそうで、きっと別れは辛かろう。


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ある家族には、家にお邪魔した時に正装するから是非写真を撮ってほしいと頼まれた。
この地方の黒タイ族の正装。この既婚の女性の髪型、そして衣装。衣装の飾り。


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ある家では本当に家族の団らんの時間のまっただ中にお邪魔してしまったが、
お父さんが子供と遊び、お母さんは母乳を与え。
素敵な時間でした。



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子供がなんとも子供らしく遊ぶ、その姿。
これもまた忘れ難いものになりました。


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長くなりましたが、旅はいよいよ山岳地帯へ。
イエンバイ省の、いやベトナムで一番ではないか、という棚田へ向かいます。



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