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ベトナム北部

2011年・2012年ベトナム北部 少数民族を巡る旅7



ベトナムで楽しみと言えば、もう食事。
何を差し置いても食事。

日本人の口に合います。


ベトナムの食。
雑多にご堪能下さい。



王道の麺類



王道は麺類でしょう。
どこの田舎に行っても必ず食べられる。
フォーやブン。日本人にはフォーが有名だけど、
現地じゃむしろブンの方が沢山食べられているんじゃないか、と。


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これはフォー。
僕は右下の鶏のモツがたっぷり入ったフォーか、牛の生肉を入れるものが好き。


ベトナム北部


こっちはブン。
左は定番のブンチャー。網焼きの豚肉をつけ麺みたいに。
右側はちょっと洒落たカフェで食べた創作系のブン。揚げ春巻きが美味。



食堂飯あれこれ



田舎を旅していくと、レストラン、というような店はあんまりなくて、
町の食堂、というのがぴったりくるようなお店ばかり。
土地の食材がたっぷり使われた美味しい料理達。


ベトナム北部


これはハノイの旧市街の食堂。いつもローカルの人達でごったがえす。
僕の大好きな厚揚げ、豚肉(ライム塩で食べると旨い)、タケノコの炒め物、小なすの漬け物。
食堂はおかずの種類が多いからいつ行っても新しい発見がある。


ベトナム北部


食堂料理色々。
面白いのはソンラー省で上から二段目の左、ゴーヤの炒め物が出た事。
北部とはいえ、暑いベトナムならではでしょうか。

写真見ているだけでお腹が空きます。



ちょっと変わったもの



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北部の秋の楽しみと言えばこれ。「コオロギ」。
ビールにめちゃくちゃ合うんです。
バリバリっと唐揚げのコオロギをやります。レモングラスなんか効かせるとなおお洒落で。



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続いては鍋。これ、スターフルーツが入っていたり、なかなか酸味の強いお鍋。
お鍋自体も面白いんだけど、お鍋の時は「ウォッカ」。
ベトナム北部の若い人達は焼酎よりもウォッカがお洒落だそうで、
鍋を囲めばウォッカ一気があちこちで始まります。
〆はそこらへんのお店で売ってるインスタントの乾麺を入れて。



ベトナム北部


そしてこれ。
サパ近くの犬肉の専門店で食べた犬肉。
僕はベトナムや中国でほぼ毎年数回食べている犬肉(歓迎の意味で出すところも多い)。

左は茹でたレバーと、血と餅米を使ったソーセージ。
真ん中は唐揚げ。そして右は煮込み。
煮込みはライム塩か、マムトムと呼ばれる強烈な個性の発酵調味料で食べても良い。

犬肉料理はベトナム人の中でも好き嫌いが別れるそう。
臭いは特徴があるので、そこが好みの分かれ目でしょうか。



都会に戻ってくると…



ハノイやホーチミン、山岳地帯から都会に戻ると食べたくなるのがシーフード。
山岳地帯ではまず味わう事の無いものですから。


ベトナム北部
ベトナム北部


明るいうちからローカルのビアホイ(薄くてぬるい生ビールを出すお店)でビールひっかけて、
暗くなってきたら屋台に繰り出します。

帰国前日なら牡蠣も焼いてもらって食べちゃう。(さすがにこれから奥地に行くぞって前日とかは怖い。)
マッドクラブも、ワタリガニも。
そしてたっぷり食べたいのは貝。
写真は赤貝の小さいようなやつ、サルボ貝。
ハマグリもあれば、マテ貝など。

もちろんエビも大ぶりなものから小さなものまで。ウチワエビなんかも旨い。



山岳地帯に行かずとも、食事を楽しみにだけ訪れても良いなぁ、と思えるベトナム。

如何でしょうか。


山岳地帯も、都会も、それぞれ楽しい国です。


これにてベトナム北部、少数民族を巡る旅(2011, 2012年まとめ)はおしまい。



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