沖縄の骨壺である厨子甕(ずしがめ)。これをモチーフに現代の生活に活きる焼物を北窯 松田共司さんが作りました。
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やちむんの厨子甕(ずしがめ・ジーシガーミ)
厨子甕は沖縄の伝統的な骨壺のことです。
火葬が一般的ではなかった沖縄では、洗骨と呼ばれる、遺体の骨を洗って
骨壺に納める風習がありました。厨子甕はそのための骨壺です。
そのため、本土の骨壺とは違い、大きな骨壺が必要とされました。
また、複数人の骨を納めるようなものもあったため、これらはかなり大型になりました。
素材としては、木、石、さんご、陶器が歴史的に使われてきました。
(左:さんごで作られた厨子甕。昔のもので色は薄れている。中:陶器の色合いも派手なもの。右:焼き締めの半胴型。)
洗骨の文化は沖縄だけでなく、奄美や中国南部、台湾、朝鮮などにも見られますが、
骨壺という容器がこれだけ造型や装飾に様々なイメージがあるものは珍しく、沖縄固有のものです。
現在の厨子甕
現在は、沖縄でも火葬が主流ですから、厨子甕が本来の使われ方をする事はありません。
しかし、厨子甕の美しさは民藝という文脈の中でも、また美術、という見方の中からも、
その価値を見いだされ、今ではインテリアの小物として飾るものになりました。
力のある厨子甕を作ることができる陶工は多くはありません。
第一人者として壺屋の仁王窯出身照屋佳信さんがいます。
また、当店では厨子甕の屋根を取り、それを傘立てのようにした、
北窯の松田共司さんの切立ち甕も扱います。
これは登り窯で焼物をする時、器の前にそれを立て、火の回りを良くする役目もあり、
厨子甕は今の生活にはなかなか取り入れられないけど、それの技術を残しつつ、
今の生活に活きるもの。そして窯焚きにも役に立つもの。
すばらしいアイディアの品です。
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