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2013年 ベトナム ハザン省 少数民族を巡る旅4 Meo Vacの日曜市場
今回の旅の最奥地、Meo Vac(メオバック)。
ここで日曜市を見るために、Ha giang(ハザン)から、Quan ba, Yen Minh, Dong Vanを通ってきた。
Dong Van(ドンヴァン)も日曜市が同じく有名だが、今回はMeo Vac。
週に一度の大切なマーケット。
ここでは食料や日用品一切、そして家畜の売り買い。
気心知れた友達と朝から一杯やるのも良いし、また男女の出会いの場でもある。
朝、明るくなる頃から徐々に徐々に人が集まってくる。
あるものは徒歩で3時間。あるものはバイク、あるものは乗り合いのバス。
近隣の村や町、集落、方々からとにかく集まって来る。
乗り合いバスは帰って来る人を待つ。屋根の上は圧巻。行きは売る人の荷物。帰りは買った人の荷物だらけ。
豚を売る。豚や鶏や犬は女も売るが、水牛や牛は男の仕事。
ザオ族の女性達。到着したばかり。楽しそうにおしゃべり。今日の目的は何か。この地域は皆、竹の背負い籠が美しい。
8時くらいにはマーケットが始まるよ、と聞いてはいたが、
待ちきれず6時過ぎから界隈を歩いてみたけれど、食堂は開いて既に混雑しているし、
出店する人達の準備やもう品定めをする人の活気がもう凄い。
ターバンザオ(ヤオ)族の人が民族衣装を売る準備。これは男性のもの。
藍染めこそ手仕事だが、生地は隣国から輸入されてきた機械織りの綿生地が主流。残念。
活気溢れるメオバックの市場食堂
色んな少数民族が入り乱れた半野外の食堂たち。
みんな良い顔して食べて、飲んでいる。フォーみたいな麺類からご飯もの、そして酒、肴。
焼酎を飲んで大声で喋る男達の楽しそうなこと。
みんなこの一週間に一度の日曜日が楽しみで楽しみで、という雰囲気が伝わってきてこちらも楽しくなる。
どこを見渡してもフォトジェニック。シャッターを切りまくる。
たまにハッとするような美しい民族衣装を纏った人が通り過ぎたり目に止まるのだけど、
ここは観光市場ではないのでそういう古いものが売られていたりはしない。
あくまでも生活のための市場。
市場は普段から毎日開いている建物の部分と、日曜日だけ開かれる屋外の部分、
そして町の外れで家畜が売買される部分、と大きく分ければ三カ所になる。
家畜が売買されるエリア、そして肉の解体と販売。売られる豚は仲間と離れるのが嫌なのか、悲痛な叫び。
野菜、肉、餅、かご、刃物、酒…
取れるもの、作れるもの、全てが集まってきます。
竹の背負い籠屋さんは見る人も買う人も多く、なかなか好評。
写真下は鶏を入れておく籠。これもアジアのいろんな地域で見られるカゴです。
ベトナム 少数民族の顔
色んな少数民族がいるわけなんですが、衣装はバラバラでも、
どこかみんな穏やかで親しみのある顔をしています。
僕たちはアジアの人。繋がっているんだな、という瞬間。
やっぱり市場が好きです。
続いては、モン族の麻布について。いよいよ終盤です。