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2013年 ベトナム ハザン省 少数民族を巡る旅5 モン族の手紡ぎ手織りの麻布
モン族は麻布を用いた衣装を伝統的に着用している。
ラオカイ省のサパなどでよく見られる黒モン族は今も日常的に麻布の衣装を身につけているけれど、
ここハザン省の青モン族や白モン族は日常的には身につけてはいません。
しかし、手紡ぎ手織りの麻布を織る文化はまだ残っているようです。
市場の至る所でモン族の女性達は麻の糸づくりをしています。
時間のかかる作業ですが、おしゃべりしながら、歩きながら、常に手を動かしています。
使われる道具もまた美しいもので、竹で編まれたこの道具の風合い、たまりません。
モン族の麻布作りの村へ
そしていよいよこの旅のハイライトである、モン族の麻布作りの村へ。
ハザン省は本当にきちんとした織りの文化が残っているところが少なく、
この村は伝統の藍染めに加え、草木染めを施しいろいろな色の布を作り、
それをハノイへ卸したり、ちょっとした土産品を作ったりしている村です。
この村はさすがにそれで現金収入を得ているだけあって、
機械化、とまではいきませんが手仕事ながら少し効率化されています。
写真上のおばちゃん、手足を上手に使うんです。
織りはいわゆる地機。原始的な方法です。
手紡ぎの糸の風合いが感じられる、穏やかで温かみのある織りです。
良い風合いじゃないですか。素敵。
織り上げられた布は、ツヤを出すため、石を使ってしごかれます。するとピカピカに輝く麻布になります。
この作業は重労働。体が鍛えられそうです。
実際やってくれたこのおばちゃんがこの村の織り子のまとめ役。肌ツヤ良くて明るいおばちゃん。
藍染め以外に、草木染めでこんな種類の布を織る事ができます。
それぞれ使われる材料とともに。
こちらの布はラオカイ省で織られるものに比べ広幅です。
そのまま持って帰ってきていますが、さてこれ、どのように使おうか。
ちょっと思案中です。
本編はここで終了ですが、
次ページにベトナムの美味しいものを乗せておきます。
どうぞベトナム旅行のご参考に。