みんげい おくむら トップページ > 窯名や作家名で器を選ぶ > いずみ窯 島袋工房(沖縄・島袋貴寿&萌美)
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完売しました
(島袋さんの修行時代。修行元である北窯 松田共司工房での作陶風景。)
いずみ窯 島袋工房
2022年の終わりに、沖縄にひとつの新しい窯元が誕生しました。
沖縄の北部、国頭郡本部町の伊豆味(いずみ)に生まれた、「いずみ窯」です。
島袋貴寿(しまぶくろたかとし)、萌美(もえみ)夫妻による窯で、
ふたりは共に、当店でも取扱の長い北窯の松田共司工房で修行しました。
(2022年の松田共司工房での作陶風景から。何気なく撮っていた島袋さんのろくろ姿に偶然萌美さんも釉掛けで写り込む。)
夫である島袋さんの修行10年が終わり、晴れて二人で独立。
いずみ窯 島袋工房は、北窯30周年イヤーであった2022年の最後の最後に産声を上げました。
当店で言うと、北海道の厚沢部町で作陶するソロソロ窯の臼田さんは遠い兄弟子となります。
(松田共司工房二人目の弟子であった臼田さんと、島袋さんたち夫婦の修行期間は当然ながら重なってはいない。)
いずれ薪窯での器づくりを目指し、
まずこちらの場所に築窯、ガス窯でのスタートとなりました。
30代の若い窯元となりますが、
松田共司工房で勤め上げたその経験値が雑器作りにはしっかりと宿っています。
みんげい おくむらのwebでは2023年の秋の終わりから冬にかけて、
この工房のうつわを大々的に並べたいと思っています。
島袋夫妻のうつわ
みんげい おくむらは松田共司工房のうつわを扱うようになって14年目。
何人もの陶工たちの卒業、独立を目にしてきました。
北窯が若い人たちにとっていかに魅力的で、しかし大変な修行元であるかを目にしている僕からしてみると、
独立した人みんなのうつわを紹介したい気持ちはありますが、
実際のところ、それぞれの作り手の目指す方向は様々なので、
みんげい おくむらというセレクトの枠に入る人たちばかりではありません。
そんな中、ひさびさに沖縄で独立となった島袋夫妻は、
まず素直な共司工房ゆずりの雑器の魅力があります。
これは2016年の年末、松田共司工房の親方と弟子のタイへの研修旅行の乗り継ぎ寄り道の台湾で。
鶯歌の博物館で台湾の窯業の歴史に触れる島袋さん(手前)と、その奥には現・穂生窯(新潟)の井村詩帆さん。
そのまた後ろは島袋さん卒業後の工房のリーダーである、Mさん。
この時、僕(奥村)もまた中国への買い付けの寄り道で台湾にいたのであった。
当時工房のトップであった井村さんが独立を前にしたこの頃から
少しずつ島袋さんと話すようになっていったように記憶している。
その頃彼はまだまだ工房の若手、という感じでしたが、
先輩陶工の独立、卒業が続き、
あれよあれよと一番手になっていきました。
北窯に出入るする癖の強い取引先を相手に、
いつも誠実に話をする島袋さんはいつの間にかすっかり頼もしい顔になっていたし、
ちゃっかり工房内で良い人を見つけていた。
そう、島袋さんの作るうつわの魅力はその誠実さでしょう。
奥さんの萌美さんも含め、
自分たちが前に出過ぎることのないうつわを作っている。
それはもちろん北窯とも喧嘩しませんし、
他の産地のうつわともテーブルの上でそっとうまく組み合わさることでしょう。
今後、彼らの器作りがどう変化していくか。
僕自身楽しみでありますし、当店のお客様に一緒に見守って頂ければ何よりです。
最後になりますが、
彼らが独立し、窯を訪ねること二回。
どちらも大変な大雨の日となりました。
晴れて独立したその窯をご紹介したいのに、薄暗くてなかなか良い写真が撮れず、
修行時代の写真ばかりとなったことお許しください。いずれ写真は差し替えます。
いずみ窯 島袋工房 商品一覧